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編集部ブログ

ウェブ解析士に認定されたので、試験の振り返り

2020.09.02

ウェブ解析士とは?

一般社団法人ウェブ解析士協会による、ウェブ解析、ウェブマーケティング全般を学ぶことができる民間資格です。

3つのグレードが設定されており、ウェブ解析及びウェブマーケティングの知識を習得する「ウェブ解析士」、KPI設定や戦略立案のほか実践的な提案・コンサルティングスキルを習得する「上級ウェブ解析士」、ウェブ解析士の育成や企業研修等の講師に必要となる教育・指導スキルを習得する「ウェブ解析士マスター」となっています。

ウェブ解析士の資格は、毎年認定試験公式テキストが発売されており、常に最新のウェブマーケティングが学べます。
今回、私はウェブ解析士の試験に合格し、ウェブ解析士としての認定を受けることができました。
勉強をしてみて、非常に実務に役立つ資格と感じましたので、学んだ内容や方法をお伝えしたいと思います。

ウェブ解析士の試験はどのようなことが学べるの?

ウェブ解析士の公式テキストでは全8章の構成となっており、要約すると下記の内容です。

第1章 ウェブ解析と基本的な指標

そもそも、ウェブ解析とは何か?解析士の役割や範囲、googleアナリティクスで確認できるユーザーやセッション、直帰率といった指標の意味や計算方法など、定義や基本的な項目を学びます。

第2章 環境分析とKPI

分析に活用できる3C分析、SWOT分析、ペルソナ、カスタマージャーニーマップなど業種によってはすぐにでも実務に活用可能な内容を学ぶことができます。
また、目標設定やそれに対するKGI、KSF、KPIといった目標達成につながる指標について、通販サイト、資料請求サイト、メディアサイトなどサイトの種別・性質に応じて効果的な指標を知ることができます。

第3章 ウェブ解析の設計

ウェブ解析をどのように設計すればよいのか、また、どのような流れで進めるのかといった情報が整理されています。
ウェブマーケティングに広告は欠かせなくなっていますが、広告の種類や効果の測定方法、広告の仕組み、アクセス解析の仕組みなどもこの章で学ぶことができます。

第4章 モデルごとのコンバージョン設計

ひとくちにウェブサイトと言っても、その性質によって指標やポイント、戦略設計が大きく異なってきます。
この章では、通販サイト、資料請求サイト、メディアサイト、サポートサイトなどここでもサイトの種別ごとの戦略設計を学びます。

第5章 露出効果の解析

インプレッション、トラフィック、レスポンスなど広告に期待する効果や指標、ディスプレイ広告やSNS広告、動画広告など媒体、種類ごとの特徴などを学びます。
また、この章では広告効果改善の計画立案も行うため、売上を○円上げるために広告予算をいくら増やせばよいかといった計算問題も出題されます。

第6章 エンゲージメントと間接効果

近年、ユーザーの行動も多様化しています。広告を出してそのまま購入動機につながるような単純な流れだけでなく、企業や商品に愛着をもってもらい、共感からの購買行動や拡散行動につなげてもらうエンゲージメントについて深く知ることができます。
エンゲージメントの向上は間接効果も期待でき、SNSとの関連も欠かせませんので、ソーシャルメディアに関する指標も学びます。

第7章 自社サイトの解析

サイトの解析に必要な情報はgoogleアナリティクスで様々な数値を確認できます。数値を見ながら、直帰率が高ければ閲覧開始ページの改善、エントリーフォームでの離脱が多ければフォームの改善といった施策が必要となりますので、課題の発見方法や改善ポイントを学ぶことができます。
また、アフィリエイトやクリック広告、YouTube配信などによる収益化の仕組みなどを知ることができます。

第8章 レポーティング

最終章ではレポーティングです。最も大切なことは資料作成ではなく、関係者の行動につなげる事だと定義されており、この辺りが実務で使える資格であることを感じさせてくれます。
ウェブ解析レポートの種類や作成の流れを学ぶことができ、サンプルレポートも公開されています。

私が実践したウェブ解析士の試験勉強

恥ずかしながら勉強を始める前は、上記の内容を含め、どのような資格なのかも全く知りませんでしたので、まずは公式テキストを購入しました。

公式サイトによると、平均的な目安となる勉強時間として下記が想定されています。

  • (ウェブ業界経験者)1か月~1か月半(学習時間:15〜25時間)
  • (ウェブ業界未経験者)2か月~3か月(学習時間:25~40時間)

これは、テキストを読みこむ時間が目安だそうです。

ただ・・・学生時代を思い出しましたが、教科書を読んで学ぶという方法はなかなか集中力も続かず、しんどいことに気づきました。
私の場合、テキストを読んでも思考をしているつもりになるだけで、実際には思考していない状態で文字を目で追いかけている=勉強しているつもりになるだけで頭に残っていない状態に陥ります。

したがって、常に思考の伴う問題集で学ぶ方法に切り替え、問題集を購入しました。

1日1時間程度、1章分の問題を解き、問題の解説と公式テキストの該当ページを確認します。
この時点では初めて解く問題ですので、正解率や時間は気にせず進めました。
これを8章分繰り返しましたので、問題集1巡目は8時間くらいかけたと思います。

2週目は、試験を想定し時間感覚を知るためにも、60問を60分で解く練習をしました。
想定されて作られているのでしょうが、問題集も8章で全180問、ちょうど3回分の模擬試験を体験できます。

60分で60問の問題を解き、その後間違えた問題を公式テキストで確認し、テキストに付箋を貼っていきます。
2巡目にも関わらずなお不正解の問題は、時間をかけて解説を確認しました。この作業にも約60分ほどをかけ、60問にかける合計時間は回答と解説で約2時間です。
全部で180問ありますので、3セット×2時間=6時間ほどとなります。

最後は試験日当日に付箋を貼った個所を中心に1時間ほどかけて公式テキストを再確認しました。

ここまでの合計で約15時間ほどですので、公式サイトに記載されているウェブ業界経験者の学習時間:15〜25時間と一致します。

この資格は、ウェブ解析の仕事をしている方だけではなく、ディレクターやエンジニアも、また、企業のウェブ担当者の方も非常に理解が深まり、知見がたまり、実務に活かせる内容となっていますので一度勉強されてみることをおすすめいたします。

ちなみに、試験に合格するだけではウェブ解析士の認定はいただけません。
試験合格後に、これまでの学びを活かしてレポート提出も必要です。しかし、しっかり学んでおけばレポート作成もさほど問題ないかと思います。

興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

ウェブ解析士協会公式サイト
https://www.waca.associates/


山口 裕介