色を測ってみよう!


デザイナーのうえつです。最近お財布を買い替えました。
新しい財布の色は、金運アップを願って黄色にしました。

ほんとは赤が欲しかったのですが、赤い財布はお金が出て行くといわれるのであきらめました。
風水学的にも色は意味があって面白いですね。

ところで色って測れるんでしょうか?実体がないですよね。
実際は目の錯覚で、いろんな風に見えるんすよ。
そんな色を、ご紹介したいと思います。

4つの視点で測る

  • 色の温度
  • 色の大きさ
  • 色の重さ
  • 色の距離

色の温度

色には、暖色、寒色とあります。
「赤や黄色」は、暖色。
「青や緑」は、寒色。
色ってすごいですね。その存在だけで温度を感じることができるのだから表現の幅が広がりますよね。

色の温度

 

色の大きさ

「明るい色」は大きく見えます。
「暗い色」は小さく見えます。
よく、黒い服を着ると痩せて見える!白い服を着ると太って見える!なんてていうのはこの効果を発揮しているからなんですね。

色の大きさ


こういった影響から囲碁の碁石は黒の方がちょっと大きめに作られているそうですよ!
触る機会があったら、計ってみましょう。
でも、オセロは同じサイズらしいです。

色の重さ

「明るい色」は軽く見えます。
「暗い色」は重く見えます。
痩せて見えるために黒い服を着たのに、白い服の方が軽く見えるなんてちょっとファッション的には矛盾ですねー。

最近の引っ越し屋さんは、白いダンボールを使っています。
これは茶色の段ボールが重く見えるから、運ぶ方の気持ちを考えて軽く見えるように白にしているそうですよ。
従業員思いですね!これで作業効率アップ!

ダンボール

 

色の距離

後退色と進出色

下の画像をご覧ください。
赤と青、どちらの色が手前に出ているように見えるでしょうか?

「暖色系や明るい色」は、前に出てるように見えます。
「寒色系や暗い色」は、後ろに下がってるように見えます。

同じように見えるという人は、ごめんなさい。
一般的に青は、後退色です。(後ろにあるように見える)
赤は進出色です。(近くにあるように見える)

ちなみに事故率の多い車の色は青い車だそうです。
実際の距離よりももっと遠くにいるように見えるので近くにいることに運転手が気がつきにくいそうです。
車間距離をしっかり取っていきましょう。
反対に進出色である赤い車は事故率が少ないそうですよ!

さいごに

いかがだったでしょうか?
色って面白いですね。でもなんだかちょっと難しいですね。

しかし、色を自然界の中でイメージするととっても簡単なんですよ。
赤や黄色が暖色なのは、火や太陽を連想するからです。
白が軽く見えるのは、雲や綿などを連想するから、黒は鉄とかの連想から。

遠くにあるものは光が届かなくて暗く見えますよね、近くのものは明るくはっきり見えます。
なので、暗い色は遠くにあるのだと脳が錯覚しちゃうって事です。

白が膨張して見えるのは、反射率の高い色だからです。
だから大きく見えるんですね。
反対に黒は反射しないので、膨張はしないので、キュッとしまって見えます。

こう考えると色と脳で考えるイメージはとても大事な関係になります。
普段私たちが、自然に見ている色が答えなんですね!

そして私たちデザイナーも気をつけていきたいところですね。
例えば、歯医者さんの看板で文字が赤なんて血を連想するので痛すぎます。

見ている人に、正しく優しく伝えるのもデザイナーの役目です。

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