純粋なホークスファンとして、涙の引退試合
2018.10.172018年10月6日、ソフトバンクホークスと西武ライオンズの試合を観戦してきました。
2018年のホークス主催レギュラーシーズン最終戦で、しかも本多選手の引退試合という事で、順位は確定しているにもかかわらず満員御礼!
ホームランも飛び出した試合結果は、8-3ということで、ファンとしても嬉しい内容でした。
ホークスが好きなので毎年数試合はヤフオクドームに足を運んでいますが、これまで見た試合でも特に感動的で、印象に残る試合でした。
やはり主役は、この試合が最後で引退となる本多選手。
首痛で近年は満足できる結果を残せていませんでしたが、ホークス一筋13年の最後まで魅せてくれます。
この日は、1番セカンドとして先発出場!
スピードスターとして、これまでプロ野球歴代21位の通算342個の盗塁を記録しており、ファンとしても343個目の盗塁に期待が高まります。
2回目の打席では四球で出塁し、最高のスタートとなる盗塁を試みましたが、まさかの上林選手の死球により、幻の記録となります。
しかし、7回裏、第4打席でライト線へ三塁打!ホームランよりも出にくいとされる三塁打を、快足を飛ばして引退試合でやってのける姿には、ファンからもまだまだやれる!の声援が止まりませんでした。
この瞬間は、見てるこちらも涙腺ゆるゆるです(泣)
そして、最終回。さすがに打席が回ってこないかと思いきや、明石選手が初となる代打ホームランで本田選手の打席につなげます。
そして、見事に二塁打!
本当に最後までファンを沸かせてくれました。
また、この試合で同じく引退となる西武ライオンズの松井稼頭央選手も代打で登場し、ほぼホークスファンで埋まる会場全体から大きな拍手で迎えられたシーンも印象的でした。
ホークスファンである前に、みんな、野球のファンなんだなと。とても心温まるシーンでした。
そして、試合終了後は西武ライオンズの選手からも挨拶をいただき、最終戦&本多選手引退セレモニー。
ホークスファンにも挨拶をくれる西部ライオンズの選手たち
工藤監督より、レギュラーシーズン最後のファンへのメッセージ
本田選手の引退セレモニー
本多選手に対して、王会長、杉内投手、サファテ投手、現在はロッテに行った鳥越コーチから祝福の動画メッセージ。
近くの女性ファンが終始大号泣していたのも印象的です。
千葉ロッテ鳥越コーチより
そして、本多選手からも、球団関係者、歴代お世話になった監督の方々、選手、ファン、ご家族、奥様に対して愛のあふれるのメッセージ。最後は工藤監督や二人の娘さんから花束を贈呈。
試合終了後、1時間以上続いたセレモニーを8割以上のファンが残って見届け、最後はライトスタンド中心に、応援歌の大合唱!
私はホークスが好きで応援していますが、誰のファンという特定の選手は特にいません。
でも、この時の試合とセレモニーはとても感動しました。ファンが一つになって最後に応援歌を球場全体で歌うシーンは一番感動しました。
何かのファンになると、その周りも好きになるし、ファン同士で心がつながるとなんとも言えない感情になります。
前回、「2%を魅了する強いこだわり」ということで、マツダの記事を書きましたが、自分と同じ車とすれ違うとなんか、嬉しい気持ちになります。これは他社の特にファンでもない車に乗っていた時は全く抱かなかった感情です。
社員もその家族もお客様もパートナー会社も、とにかく会社のファンになってもらえるような取り組みが大事だという事を改めて考えさせられました。
そして、最後はヤフオクドーム恒例の吊り下げ?花火で今期のレギュラーシーズンホームゲームを締めくくりました。
うちの娘も、さすがにぐったりです。
日本シリーズも楽しみです!!
仲間にもみくちゃにされた後、球場を後にする本多選手の動画はホークスのオフィシャルサイトにも掲載されています。
山口 裕介