メール設定をスムーズに解決⁉「POP」と「IMAP」の特徴について
2021.03.30こんにちは、リクトの「となりのサポーター」 マコリーヌです。
サポートチームでは、クライアント様のメール設定をお手伝いすることがあり、 その際、クライアントから「POP」と「IMAP」って何が違うのか?と聞かれることがあります。
今回のブログでは「POP」と「IMAP」とは何が違うのか、それぞれの特徴を書いていきます。
このブログが「メール設定がうまくいかない」「クライアントに聞かれるけど説明が難しい」と悩んでいる方の解決策になればとてもうれしいです。
目次
「POP」と「IMAP」の違い
「POP」
「POP」はメールサーバーにあるメールデータをパソコンなどの端末にダウンロードして、端末上で管理をする仕組みです。
たとえていうなら、郵便局にある手紙を受け取りに行って、自分ので保管をするイメージ。

メリット
- 一度メールを受信すれば、オフラインでも閲覧や削除、整理が可能。
- デバイスの容量がある限り、保存・削除ができるので、大量のメールを保存することが可能。
デメリット
- パソコンにデータを保存するので、端末が故障するとメールが見られない。
- 原則として、複数の端末でメールを確認できない
(※利用する全パソコンのメールソフトの受信設定にて「サーバーにメールを残す」設定をすれば可能)
メールを受け取る台数が、1台もしくはメールを読む端末が決まっている場合は「POP」で設定しておくのがオススメです。
「IMAP」
「IMAP」はメールサーバーに保管されているメールをサーバーにアクセスして読みにいく仕組みです。
先ほどの郵便局のたとえで言えば、郵便局に手紙を保管してもらい、その手紙を見にいくというイメージ。

メリット
- サーバー上にメールデータを保存するため、複数の端末で利用する際に、未読メールや振り分けフォルダを自動で同期される。
- サーバー上にメールを保管しているため、パソコンが壊れても別の端末でメールの確認ができる
デメリット
- メールサーバーにデータが溜まるので、容量の上限に達すると新規メールを受信できなくなる。
- ネット環境が無いとメールを確認できない
- 誤ってメールを削除すると、他の端末からも削除され確認できなくなる。
複数の端末で管理したい場合、メールを受け取る端末の台数が多い場合はIMAPサーバーで設定するのがオススメです。
まとめ
「POP」「IMAP」それぞれの特徴を把握しておくと、自分の場合どちらが当てはまるのかを見極められ、設定もサクサク行えるようになります。
このブログを今後のメールアドレスを設定する場合に、ぜひお役立てください。
マコリーヌ