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編集部ブログ

最新技術がもたらした楽な暮らしとその先

2019.11.29
お手伝いロボット

先日、10時間かけて釣った魚が帰りに寄ったスーパーで280円で売っていたのを見てしまったフロントよりのSです。
釣り道具3万円、ガソリン代3000円、海と語り合った時間プライスレス…(涙)

現在の私たちの生活は最先端技術のおかげでとっても楽に

現在、私たちの暮らしは最先端技術のおかげでとても便利になりました。

現在の日本では、おばあさんが川に洗濯に行くことはありませんし、おじいさんが山に芝刈りに行くこともありません。もちろん大きな桃も流れてきません。
今の若い人は「本当にそんな時代があったの?」と信じないかもですね。

洗濯はボタンを押すだけ。
リモコン1つでお部屋はあったか。
ボタンを押せば火が使え、赤をひねればお湯が出て、青をひねれば水が出ます。
昔の人にとってはまるで魔法の様なものを私たちは当たり前のように使っているんですね。
改めて考えると本当にありがたい時代に生まれました。

技術革新は人々の不満やわがままのおかげ?

洗濯桶と洗濯板

私たちの暮らしを便利にしているこれらの技術ですが、それらは苦労の改善からもたらされました。

例えば洗濯機は、

おばあさん「やっぱ毎回川に行くのマジつれぇーわ。手ぇ冷てーし、ネイルもボロボロ。単なる川の水じゃこんなガチ汚れマジ無理…」

技術者「はい、洗濯機ー!」

研究者「はい、洗濯用洗剤ー!」

例えば移動技術は、

早く移動したい人「この馬怖ぇーし、毎回ニンジン持参はマジ勘弁…」

技術者「はい、機関車ー!」

もっと自由に早く移動したい人「機関車って行けるの線路の上だけじゃん!あっちに見えるマジ良さげなとこ行きたいんだけどー」

技術者「はい、自動車ー!」

めちゃめちゃ早く移動したい人「俺マジ考えてみたんだけど、車で海渡るのって、やっぱ無理じゃね?鳥みたいに飛んだほうが良くね?」

例の兄弟「はい、飛行機ー!」

まあ、こんな風に苦労の改善というより、人々の不満やワガママが技術革新を促したのかもしれません。
また、それがビジネスになると気づいた人たちがさらに技術革新を加速させていったのかもしれませんね。

まさに「必要は発明の母」ですね。

技術革新は多くの犠牲からもたらされた

馬車

おばあさんが川へ行く時間、汚れをゴシゴシ落とす時間、洗濯を終えお家に帰る時間、衣類を干す時間。これら多くの時間を洗濯機は短時間にしました。

しかし、私たちが技術革新において時間の短縮をもっとも感じるのは交通機関、移動手段ではないでしょうか?

地上の交通手段だけを考えてみると、
西部劇や時代劇での馬での移動は約40km(競走馬は60~70km)でしたが、
現在、自動車は時速約100km(高速道路走行時)、鉄道では約時速300~400kmで移動が可能です。

新幹線で東京大阪間が約2時間30分!
九州、東京間も日帰りが可能に?
信じられない時代になりました。

しかし・・・

これら時短に関する技術革新には同時に多くの犠牲があったことを考える人は少ないでしょう。もちろん現在進行形です。

馬に荷車を引かせより多くの人をより早く運ぼうとし始めた当初は多くの事故があったでしょう。列車も多くの脱線事故があったでしょう。自動車とかは考える必要もないですね。

カーレースはまさに技術革新とその犠牲者の歴史。
限界のスピード求める技術革新によって多くのカーレーサーが犠牲になってきました。

きっとカーレースにご興味のない方は、単なる危険な行為だと眉をひそめるかもしれません。
しかしカーレースはスピードを求めるのと同じように技術革新で安全性も求めてきました。

レーシングドライバーを守るためのモノコックはより硬く、より軽いものが求められ、現在のF-1レースなどでは、ドライバーの操縦席は最先端技術のカーボン繊維の板で守られています。
過酷なレースでも壊れないブレーキ、雨でもスリップしにくいタイヤ、操作性を向上させるサスペンション、軽くて頑丈なヘルメットなどなど。
現在の自動車に応用されている技術は数え切れないのです。

現在もっとも生活を便利にしている技術革新は?

私たちが今最もお世話になっている技術革新は何と言っても「インターネット」でしょう。
当たり前すぎて、ものすごい技術だと感じない方がほとんどではないでしょうか。(私もそうです。)

インターネットのイラスト

遠く離れた場所に一瞬でメールや画像、映像が送信できる。
ホント、何がどうなっているのか分かりませんよね?
まさしく魔法です!
多分、川に洗濯に行っていたおばあさんに説明してもまったく理解していただけないでしょう。

そもそもインターネットがどのようにして誕生したかご存知ですか?

インターネット誕生のきっかけ

戦争では情報をいかに早く伝えるかが、勝敗に大きく影響すると言われています。
1960年代、ベトナム戦争や冷戦真っ只中のアメリカで、当時の通信手段の主流だった電話の基地局が何者かによって破壊されました。
これがきっかけでもっと安全でより良い通信手段の開発が求められ、インターネット技術が誕生したと言われています。

インターネット誕生のきっかけは戦争だったんですね。
ある意味、莫大な犠牲のもとに誕生したのです。

次世代の最新技術は?

巨大ロボットのイラスト

先日、フランスのテレビ局が制作した番組で、テロと戦う最新技術が特集されていました。
その中では、子供たちが普段おもちゃとして遊んでそうなドローンやラジコンが、どのように利用すればテロと戦えるのかを研究している研究者たちの様子が紹介されていました。同時にそれらが人を助けるためにどのように利用できるかの説明もありました。

何だか一見すると矛盾?とも感じる内容でしたが、驚くのは最新の研究内容でした。

AIの研究の紹介はもちろんですが、私が一番驚いたのはハエやトンボの様に空を自由に飛ぶ昆虫型ロボットを開発する研究でした。

なぜ昆虫型のロボット?と思ったのですが、

「昆虫ほどの大きさなら、テロなどの敵に気づかれずに偵察できる」というのが大きな理由だそうです。
研究者が言うには、開発中の昆虫型ロボットは音声や映像だけではなく、気温や空気中の毒物の有無などの情報集だけではなく、もっと研究が進めば標的を殺害することも可能だそうです。

もちろん、人命救助などの平和利用にも役立てられるとの説明はありましたが、
私たちが知らないところで、こんな技術が開発されているとは・・・

少々怖いですね。

最後に

現在の最先端の技術が結集されるのはやはり軍事技術なのでしょうか。
特に情報収集の技術はかなり進んでいると言われています。

情報収集といえば何も軍事の世界だけではありませんね。

私たちの身近な「情報」と言えば、ビッグデータがあります。
私たちの普段の行動や思考を収集、解析することによって、より便利な技術やサービスが開発されています。
もちろん個人情報の問題もありますが、現在の私たちの暮らしは、無意識にそれらの恩恵を何らかの形で必ず受けています。ですので、情報提供を完全に否定するのは難しいかもしれません。

当たり前のことですが、ビッグデータは多ければ多いほど、また正確であればあるほど、分析結果の精度が高くなります。軍事目的で開発中の情報収集技術がやがてそれらの情報収集にも使用される日が来るかもしれません。

「単なる虫だと思っていたものが、実は偵察機能を備えたロボットだった。」

そのような技術は近い未来十分可能だと、ある技術者は嬉しそうに語っていました。
(お風呂だけは覗かれたくないなぁ。)


LCT編集部