採用成功のスタートはまず「認知してもらう事」
2019.06.20
経営者と会うと必ず話題になるのが採用問題
・応募がこない。
・採用に繋がらない。
・採用コストが合わない。
採用課題の3つの「ない」を聞くたびに、
今までの採用手法を抜本的に変えないと通用しないんだなといつも感じます。
今回は、私自身の経験も含め採用の「昔と今」について。
私が学生時代の就職活動
- 私が大学生で就職活動をしていたのが今から14年前。当時はまだスマホが普及してなくて、ガラケーが主流の時代。
- 就職活動は大学が用意した説明会で就活の流れを教えてもらい、オンラインでの求人情報は大手求人サイトで調べ、企業説明会に参加。
- 就活生同士では対面・メール・電話で情報交換しながら、先輩OBにも相談する。
- 面接は上から目線の面接官の質問に答えられる様に準備と面接練習をする。「就活生は企業に選ばれる為に企業側のやり方に合わせていく」
そんな感じでした。
今の学生の就職活動
最近、訪問先の新卒1年目の新入社員に就活時代の話を聞いた事があって、
14年前の私の時代と大きく違う点は2つ。
- スマホ普及により情報集量の違いと情報選別能力の高さ 。
企業HPとSNSを駆使し、就活生が積極的に企業情報を得られる時代。 - 求職者の働き方の価値観の多様化。
昔と今では、仕事選びの価値観は大きく変わってきてますね。
企業を選ぶ基準が、大手企業・ボーナス・働く内容が上位基準だったのは一昔前。
今は、「楽しめる仕事」「職場環境」「社会貢献」といった「意味報酬」に価値観を持つ学生が増えてきました。
昔=経済報酬
今=意味報酬
以前の記事にも似たようなブログを書いてましたね。
「人材採用 × Webマーケティング」 オウンドメディアリクルーティングとは
https://lctmag.media/web/3649/
リクトは1年半で6名の採用に成功していますが、求人広告費はほとんどかけていません。
実際何をしたのか。
■採用サイト・SNSで社内情報の発信
リクト 採用サイト
https://lct-job.com/
■ リクト facebook
https://www.facebook.com/lctfukuoka/
そして、私が今書いているリクトマグもそうですし、
社員のFacebookでも社内情報を積極的に発信しています。
イベント
ウェブ屋さん交流会 Web業界の方が100名ほど集まるイベント。
https://lct-job.com/media/archives/70
半年前に入社した僕も、リクトの採用サイトも細かくチェックしたし、社員のSNSも見たりして「なんか楽しそうな会社やな~」とか思ってたしね。
まんまと採用戦略にハマってたんやね笑
採用活動もまずは「認知活動」からスタートすること
お店の認知がされなければ、お客さんが入ってこない様に、
採用もまずは求職者に「認知」してもらう為に、企業情報を発信し続ける事。
マーケティング思考を人材採用にも取り入れないと、成果が得られない時代。
「応募がこない」
「採用に繋がらない」
「採用コストが合わない」
人材採用における3つの「ない」をマーケティングの観点で考え、企業主導で実行レベルまで落とせているか。中小企業が抱えている採用における課題の大きな一つではないでしょうか。
LCT編集部