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編集部ブログ

アニメのリメイクに感じる時代の流れ

2019.03.22

写真 キャプテン翼っぽい画像

自宅でヨーグルト作りを始めて早1年。

おかげさまで毎朝、滝の様な便通になり、マイナスイオンを全身に浴び続けている “フロント寄りのS”です。

しかし、それがヨーグルトのおかげなのか、ただお腹をぶっ壊しているだけなのかは知りません。

最近、色々なアニメが現在版にリメイクされてる!

平成も残すところあと僅かですね。
だからなのでしょうか、平成のうちに!と、私が子供の頃に見ていたアニメが続々とリメイクされています。

おそ松くん(さん)、ゲゲゲの鬼太郎、ドラゴンボール、セーラームーンなどなど、30代、40代には嬉しいタイトルばかり。

リメイクによって画質が良くなっているのは本当にうれしいです。(^o^)/

リメイクでの内容変更は時代の流れが影響か?

私が子供の頃、夢中になっていたアニメの一つが「キャップテン翼」です。

小学校での休み時間には、翼くんのドライブシュートや日向くんのタイガーショット、若島津くんの三角飛びなどの真似っこにみんな夢中になったものです。特に私は立花兄弟のスカイラブハリケーンは何度も試みました友達の股間を思いっきり踏んだのは良き青春の一コマです。
(K君、あの時はごめんね。)

> スカイラブハリケーンとは?
スカイラブハリケーンのイメージ

ところで、アニメのリメイクといえば先ほどもお伝えした様に、デジタル化で画質が改善されていたり、声優さんが変更されているくらいだろうと思っていたのですが、今回リメイクされた「キャプテン翼」では、ちょっと興味深い内容変更があったのです。

翼くんたちがスマホやタブレット使っている!

時代ですね … 私も歳を取ったものです。

現在の小学生がスマホやタブレットを使用するのは当たり前かもしれませんが、私にとってキャプテン翼は昭和アニメのイメージ。不思議と嫌悪感はありませんが、何とも言えない寂しさがあります。あの岬くんが転校先から翼くんたちと、当たり前の様にスマホやタブレットでテレビ電話をしているんです。

「岬くんは今頃、どこでどんな仲間とサッカーをしてるのかなぁ?」と南葛のメンバーが空を見上げるあの何ともいえない場面が良かったのになぁ。ちょっと残念。

吉良監督があれを飲んでいない!

翼くんのライバル、日向小次郎くんを育てた明和FCの吉良監督といえば、常に一升瓶を片手にサッカーの指導をしてるのがおなじみでした。

子供ながらにあんな大人になってはいけないと良いお手本になっていました。しかしリメイク後では …

お酒ではなくお茶を飲んでる!しかも急須で!

> 吉良監督についてはこちら


ここで画像をお見せできないのが大変残念です。
見た目が完全に酔っ払いのオヤジが、ベンチで風流に急須でお茶を飲んでいるのです。非常に違和感というか滑稽な絵面。

あの酔いどれクソ親父感が良かったのになぁ。かなり残念。

やはり何らかの理由が?

しかし何故、吉良監督の持ち味を完全にぶっ壊すほどの内容修正が必要だったのでしょうか?

時代を反映?若者のお酒離れを考慮したのでしょうか?

「あっ、もしかして視聴者からクレームが入ったのかなぁ?」

おっと、いい質問ですねぇ~。

それでは、今回のリメイク後の「キャプテン翼」において、他にクレームになりそうな内容、登場人物の行動をいくつか見て行きましょう。

そしてまた、どんなクレームが予想されるのでしょうか?

では、一緒に確認していきましょう。

  • 翼くんがボールを蹴りながら登下校
    → 子供が真似をする危険性が!
  • ロベルトが酒に酔って海に飛び込む
    → 子供が真似する危険性が!
  • 石崎くんのディフェンスは大体 “顔面ブロック”
    → 子供が真似する危険性が!
  • 翼くんが走っているバスに向かってボールを蹴り、バスの車体下にボールを通す
    → 子供が真似する危険性が!
  • 日向くんが故意に相手選手めがけて殺人的シュート放つもカードを出さない審判
    → 子供が真似する危険性が!
  • 選手がゴールに登ってディフェンス
    → 高いところは危ない!(えっ、そこ?)
  • 立花兄弟のスカイラブハリケーン
    → 股間を踏む危険性が!(K君、ごめんね。)
  • 「ボールは友達だよ!」という合言葉
    → 子供が意味の捉え方を誤ると今後の成長に支障が出る危険性が!
  • 岬くんを転校させ過ぎなお父さん
    → いくら仕事とは言え、もはや虐待レベル!
  • 岬くん自ら転校届けを提出
    → 親父よ、さすがにそれはあんたがやれ …
  • 中学生に特訓という口実で荒波に向かってボールを蹴らせる
    → 子供が真似する危険性が!沖に流されボールを失う可能性(K君、ごめんね。)<
  • 翼くんと日向くん、ボールを強く蹴りすぎてパンク問題
    → 子供が真似する危険性が!器物破損だ!物を粗末にするな!
  • 原作に比べ女子たちが恋愛感情を表に出し過ぎ問題
    → 子供の教育上よくない!
  • 中沢早苗(あねご)が中学生になっていきなり清楚になり過ぎ問題
    → んな事あるかーいっ!まるで漫画の世界!
  • みんな跳躍力があり過ぎ問題
    → サッカー以外のスポーツもあると大人が教えるべき!
  • みんなサッカーが超人的に上手すぎる問題
    → 将来が有能な選手は早くからサッカー先進国で学ばせるべき!
  • 実際にあんなシュート打てっこない問題
    → 子供が希望を失ったらどうする!人間不信になる可能性(K君や私は犠牲者)

怖いなぁ〜

怖いな、怖いなぁ〜

妙に変だなぁ〜

だってそうじゃない。

こうやってみると、どれもこれも大問題じゃない!?

なのになんで吉良監督のお酒がNGになっちゃったのぉー?

いや、待てよぉ…

あれですか?大人の事情なのですかぁ?

では何故、原作にはなかったスマホが新たに採用され、吉良監督のお酒がNGになったのか?


あなたは分かりましたか?

そういえばリメイク版の「キャプテン翼」の放送中にスマホゲームのCMをしてましたよねぇ。

そうそう、お茶のCMも。

やはり金?金なのかぁ…

ならば、もし “大分麦焼酎の二階堂さん” や “いいちこの三和酒造さん” がCMを打てば、吉良監督の一升瓶姿は復活させることができるのでは?

なんてね…

おそらく、単にコンプライアンスでしょうね。

(まぁ、普通に考えると、公式戦中に監督が手酌酒って…ホントないっすわ。)

もちろんビジネス的な要因も全くないといえません。

(テレビ放送はビジネスの塊ですからね。)

ネットがテレビを潰す?本当にそれで大丈夫?

「若者のテレビ離れ」

「最近のテレビ(番組)は面白くない」

「ネタ切れ?」

「テレビ業界なんか潰れればいいのに!」

「ネットのコンテンツパクって番組作るな!」

ネット上ではこのようなテレビバッシングのフレーズをよく目にします。

私がテレビ局で働いていた10年前も「いずれテレビは潰れる。ネットが潰す。」などは今ほどではありませんが、ちらほら耳にしました。

正直、私も今のテレビ番組は昔に比べて面白くなくなったと感じます。

では、昔の人たちに比べ、現在のテレビ番組制作者の能力が劣っているのでしょうか?

いいえ、私は完全にそうは思いません。

確かに音楽と同じ様にアイデアが出つくして、目新しさなどが薄くなった感はありますが、コンプライアンスや視聴者の過度なクレームによって番組内容が大きく制限されてることはあなたもご存知ですよね。

コンプライアンスはもちろん必要なものですが、過度なクレームに対応、考慮すれば番組内でやりたいことはほとんど出来なくなります。

想像してみてください。

もし、ネット上のコンテンツがテレビ番組用のコンプライアンスや視聴者の過度なクレームに対応すると面白いコンテンツはいくつ残りますか?

また、ネット上のコンテンツってテレビ番組が関係しているコンテンツが多くないですか?

映像や画像だけではありません。

ドラマや芸能人、おしゃれの話題、個人ブロガーの内容もテレビ関連、テレビ発信の内容をよく目にします。

現在、テレビが猛烈なバッシングを受けているのも、今までテレビの影響力が強すぎたからでしょう。

しかし、このままの勢いでネットがテレビを倒す日が来たら、今度はネットにテレビ以上のコンプライアンスや表現の制限、クレームの対応が強いられるのではないでしょうか。

そうなったら私は困ります。

今楽しんでいるあんな画像やこんな映像も制限されてしまいますからね!

だから私はテレビを叩かない。

叩いたらダメ。ゼッタイ。

イチロー選手、本当にお疲れ様でした。
WBC韓国戦での決勝タイムリーヒットは忘れません。
最高にかっこよかったです。


LCT編集部