52歳のフリーランスWebディレクターが会社員に転身して感じたこととは
2020.01.15こんにちは!
52歳のWebディレクター廣川です。
前回はなぜフリーランスから会社員に転身したのかについてお話しました。
求人を知ってから応募して結果までをあっさり目に書きましたが、この期間の葛藤はなかなかのものでした。
一番思ってたことは、不採用のときに申し訳ないな~ということです。
誰に?それは弊社の山田や社長の山口に対してです。(社内の人間なので呼び捨てですが、まだ違和感が・・・)
リクトのなかでもこの2名は特に以前から顔見知りで、特段親しいわけではなかったのですが、セミナーやリクト主催の「Web屋さん飲み会」などで時々会う機会があったのです。
不採用となっても、自分がこの仕事を続けている限りまた会う機会が必ずあるはずで、そのときに気まずい思いをさせてしまうのではと考えていました。
まして、面接もこの2名で行われたため、応募したことをちょっとだけ後悔してみたり(笑)
まあ、無事採用となりましたので、今となっては笑い話ですけどね。
さて、今回はリクトに入社してみて感じたことを書いていきたい思います。
フリーランスと会社員、同じWeb ディレクションの仕事でも、様々な違いを実感中の毎日。
入社して約1ヶ月経ったからこそ分かってきた、できることとできないこと、それぞれのメリット・デメリットなどをお話しします。
あくまでも個人的見解ですので、ご了承ください。
フリーランスと会社員それぞれのメリットとは
フリーランスのメリット
- 時間的な融通が利く
- 自分次第で、収入を増やすことが可能
- 自身の裁量で仕事ができる
私が、フリーランスのメリットとして一番感じていたのは、やはり時間的な融通が利く点でした。
自身で自由にスケジュールを組めるため、平日の空いている時間帯に美容院や歯医者などの予約を取ったり、次の日に余裕があれば平日遅くまで飲み歩いたり(笑)
ただし、それが自身の甘えにつながるケースもあるので善し悪しですが・・・。
収入については、独立前より増えましたが、突然収入が途絶えることもあるのではという不安はありました。
自身の裁量での仕事という点では、幸いなことに受けたくないような依頼が来ることがほとんどありませんでしたので、気持ちよく仕事を進めることができました。
会社員のメリット
- 収入や生活が安定する
- 社会的な信用がある
- チームとしての仕事がやりやすい
会社員でのメリットは、やはり毎月決まった日に決まった額が入ってくるというのは大きいと感じます。
私の場合、Webサイト運用での月額収入などもありましたので、それほど収入が不安定ということはありませんでしたが、それでも安定感があると思ったことはありませんでした。
それと合わせて、社会的な信用が得られるのも大きなメリットですね。
私が今住んでいるところは、フリーランスになるのを見越して、当面引っ越さずに済む場所と部屋をと思って探し、独立前に引っ越しました。
フリーランスの立場では、部屋を借りにくくなったり、クレジットカードの作成が難しかったりするケースがあるのですが、会社員としての社会的信用があれば、そのような心配もあまりありません。
そして、私自身が一番のメリットと感じることは、チームとして仕事ができる点です。
フリーランスのときは、デザイン以外のほとんどを1人で行っていましたので、例えばわからないことがあっても自分自身で答えを探さなければならず、とても非効率に思えることも度々ありました。
会社でチームとして仕事を行うと、役割分担が明確で仕事が効率的に進みます。
またわからないことがあっても、同僚や上司にすぐ質問できますし、自分の仕事を他の人にチェックしてもらう事でより良いWebサイト制作が可能になります。
さらにリクトでは、SEOに対する知見やサイト制作における技術的なことなどが、ミーティングやChatworkなどで社内共有されています。
このことで、自分が積極的に情報を拾いに行かなくても自然と新しい知識が身につくことは、大変有意義であると感じています。
フリーランスと会社員それぞれのデメリットとは
デメリットは、それぞれのメリットの裏返しでもありますが、それ以外に思いつくことは以下の様なことです。
フリーランスのデメリット
- セルフブランディング力が必要
- 確定申告が面倒
私は、セルフブランディングが非常に苦手で、できればやりたくないと思うのですが、フリーランスで仕事を受注していくためには必要なことだと思います。
幸いなことに、新規の仕事は既存クライアント様からの紹介などで途切れることがありませんでしたので、積極的に自分をアピールすることはほとんどなかったかと思います。
しかし、いずれはやらなければとの覚悟はありました。
会社員となった今では、フリーランス時代に変に自分を大きく見せたりせずによかったなと思っています。
(セルフブランディングは自分を大きく見せるということではありませんが、往々にしてそのような傾向は見受けられますので。)
そのほかのデメリットとしては、フリーランスの方の多くが感じていると思われる「確定申告」が面倒なことですかね。
自分の場合は、会計クラウドサービスの「freee」を利用して確定申告を行っていました。
経理的な知識がなくても、きちんと登録さえ行えば自動的に確定申告の書類が作成されるので大変便利でありがたいサービスです。
ただし、きちんと登録しなければなりません(一度登録すれば、その後の経費等についてはある程度自動化されますが)ので、経理素人の自分には、仕訳などが分からないものなど調べるのが大変でした。
まあ、税理士さんにお願いできるほどの収入があれば問題ないんですけどね。
会社員の場合、確定申告をするケースはほとんどないため、これはフリーランスのデメリットと言ってもよいのではないでしょうか。
会社員のデメリット
- 最低限の協調性は必要
- 会社と合わない場合もある
私自身は、協調性はそれなりにあると思っているのでデメリットには感じませんが、人によってはこれが苦手でフリーランス生活を選択している方もいらっしゃるかと思います。
また、会社の方針や同僚・上司との人間関係など、どうしても自分と合わないと感じる方は、フリーランス生活が魅力的に思われることもあるのではないでしょうか。
ただし、フリーランスでも人との関わりはありますし、その中で自分を押し殺さなければならない状況もしばしばあります。
ですので、一概に会社員のデメリットとは言えない気もしますがどうでしょうか。
最後に
今回は、Webディレクターという職種でフリーランスと会社員の両方を経験した立場でお話させていただきました。
前述したこと以外にも、例えばフリーランスではまず依頼されることがない大型案件に携われたり、これまで経験のないWebサイト制作(私の場合は求人・採用サイトなど)ができたりといった、自分自身のスキルアップにつながる仕事ができることなども、リクトに入社してよかったと思える要因です。
これからもフリーランスの経験を活かして、かつ会社にも貢献していきたいと考えています。
ではでは、52才のWebディレクター 廣川でした~。
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LCT編集部