ジャズ初心者にもおすすめ!福岡の歴史あるジャズクラブ“ニューコンボ”でピザと音楽と酒を。
2018.11.26ジャズクラブ“ニューコンボ”の歴史
博多のジャズクラブといえば必ず名前が挙がるニューコンボ。
その前身となるコンボは、戦後上京し、ラジオから流れるジャズに触れたのをきっかけにジャズを好きになった初代オーナーである有田平八郎氏(現オーナーのお父様)が、まだ米軍基地があった時代の雑餉隈にオープン。当時は兵隊さんが持ってくるレコードをかけたりしていたんだとか。
その後昭和42年に北天神に”コンボ”は移転し、そして1982年にニューコンボは姉妹店としてオープン。
以来数々のミュージシャンやジャズファンに愛されてきたジャズ喫茶、ジャズクラブの2つを運営してきたそうです。(コンボは2009年惜しまれながら閉店)
二代目の有田幹治さんがジャズを意識して聴きだしたのは、会社員をやめて店を手伝い始めた頃から。
片っ端からレコードを聴きジャズの魅力にハマっていったとのこと。90年代半ばはまだジャズライブが出来る店があまりなかったそうです。
ジャズミュージシャンが増えてきた時代とともにニューコンボでも月1~2回だったライブがだんだん増えていきました。
充実したジャズクラブのフードメニュー
現在では(福岡でも)ジャズミュージシャンが演奏できる店も増え、また海外からの観光客なども多くなりました。
ニューコンボは、ほぼ毎日ライブを行っているのでふらっと訪れてもジャズライブが聴けます。
ライブ終了後は深夜1時までバータイムとして営業しているので、お酒だけを楽しみに来てもOK。
そしてニューコンボの特徴はジャズクラブなのに食事のメニューが充実していること!
もちろんライブ中も食事をしながら聴くこともできます。ライブを楽しみながら食べられるピザやパスタ、サンドイッチはもちろん、ピラフやオムライスなどメニュー表を見ると“こんなにあるの!!”とびっくり(゚∀゚)
コンボピザ(ミックスピザ)1,100円コンボピザ(ミックスピザ)1,100円
ふっくらもちもちピザ生地にベーコン、サラミ、ピーマン、マッシュルーム、玉ねぎ、トマトをのせたオーソドックスな定番ピザ。お酒と音楽と一緒に楽しめるメニューのひとつ。
ベーコンスパイシーサンド 950円
こんがりトーストしたパンにBLT(ベーコンレタストマト)を挟んだサンドイッチ。
中にハラペーニョが入っているのでピリっとスパイシーなこちらも人気メニューです。
ドリンクは、お酒は100種類以上あり、ワインリストもあって選べます。
ホットレモネードやコーヒーは500円から。
昔からのジャズファンはもちろんジャズ初心者でも楽しめる場所
現在のニューコンボは、渡辺通に移転して13年。来福して実際に演奏をした東京,大阪等のミュージシャンでのクチコミもあってスケジュールが中々とれないのだとか。
福岡の音楽人口が増えることに貢献した、きっかけになった場所としてジャズ好き、音楽好きの皆さんに愛されている人気のジャズクラブなんだなぁと感じます。
お店を訪れライブを聴きにくるお客さんも30代〜70代と幅広く、昔コンボやニューコンボにきていたという人が娘や息子と一緒に来店したりと、お店が二世代、三世代で一緒に楽しめる場所になっていることはとても素敵なことだと思います。
ジャズ初心者の人も多く、30代になって女友達と初めてきましたという人や、50代と30代が一緒に聴きにきたという人(そして初心者が50代だったり!)、ジャズ好きな友達に連れてこられた人などがくるそうですよ。
「ジャズの生演奏を聴く醍醐味は個々のアドリブ(即興演奏)と生音の迫力を感じること。
同じ演奏は二度とないからその瞬間の音と空気を楽しんでくれれば…。
ジャズは刹那の音楽なんです。ジャズライブも好みに合うもの合わないものあると思います。
そこは宝探しみたいな楽しみがありますね。
またライブを聴いてジャズを好きになる人もいれば、レコードを聴いてジャズを好きになる人もいます。
ジャズという音楽自体の幅もとても広いです。
これからジャズを聴きたいなあという方は、好きなものを見つける楽しみから入ってはいかがでしょう。」
というオーナー有田さんのお話を聞いていると、
新しいものを体験したい、知りたいと思った時にそれがジャズだったらすっと受け入れてくれるのがニューコンボなのかなぁと思いました。
福岡・博多でジャズを楽しみたくなったらニューコンボに行ってみてくださいね。
今回行ったお店情報
ジャズインニューコンボ (Jazz Inn New COMBO)
住所:福岡市中央区渡辺通5丁目1-22
電話:092-712-7809
営業時間:平日19:00~翌1:00/金、土、祝前日翌2:00
休み:不定休
席数:50席
LCT編集部