福岡にいながら韓国の味と雰囲気が楽しめる「あぷろ」
2019.01.21福岡の韓国料理店としておなじみの「あぷろ」。
店名の“あぷろ”は、日本語に直訳すると「これから」という意味で、“未来に向けて”という気持ちが込められているそうです。
本場韓国食材とこだわりの日本食材を使った韓国料理
あぷろの人気の秘密は、なんといっても本場の韓国食材を使った韓国料理。
おすすめは
「定番!ナムルキンパ」580円
言わずとしれた韓国の海苔巻き。ボリュームのある具材とごま油の風味がたまりません。あぷろ自慢のキンパはお客さんに長年愛されている鉄板商品!美味しさの秘密はなんと“巻き方”なんだとか・・・。ナムルキンパの他に「韓国タクアン」「カニカマ」「ほうれん草ナムル」「にんじんナムル」「ごぼうナムル」など種類も豊富です。
「ふわっと卵のケランチム」580円
“ケラン”が卵で“チム”は蒸すの意味。韓国風茶碗蒸しとも言える料理だそうですが、茶碗蒸しというよりスフレのようなふわふわ感があります。あつあつの卵の中にはナムルが入っていて、ボリューム満点です。
「スンドゥブラーメン」1,200円
シンプルだけどめちゃうまい!あぷろのスンドゥブチゲにサリ麺を入れたもの。+100円で激辛に、+500円で蟹入りにバージョンアップできます。
他にも、辛ラーメンをベースにナムルやチーズに卵をのせてアレンジした「シンゲッチ」(680円)や、韓国ドラマによく出てくる黒い麺「ジャジャ麺」(980円)など韓国ならではの麺メニューが充実しています。
ドラム缶テーブルが並んだ韓国屋台の雰囲気が話題に
現在、福岡市内に10店舗展開している「あぷろ」ですが、はじまりは2006年5月に福岡市南区大橋にオープンした『小さな韓国あぷろ』。
学生時代からの友達であるオーナー2人が、名前の通り“小さな韓国”が感じられる韓国料理の店をつくろう!とオープンしたあぷろは、やがて大名店ができた頃から、ドラム缶テーブルが並んだ韓国の屋台風の店内が話題になりました。
オープン当初からの看板メニュー「サムギョプサル」は、霧島山麓のブランド豚を厚切りにして鉄板の上で焼くスタイルが人気です。
また、スタッフの掛け声も韓国語で飛び交うので韓国に言った気分になりながら、より韓国料理を楽しむことができるんです!最初はしゃべれなかったスタッフもすぐに韓国語をマスターしちゃうそうですよ。
今までのあぷろとは雰囲気を変えた“あぷろ空港東店”
昨年12月にオープンした空港東店店長の下原田さんは、今回あぷろが作ったともいえる「韓国料理屋さん=ドラム缶テーブル」のイメージから飛び出し、新しい店舗を“韓国スタイルではあるけどより現代風の韓国料理店”をイメージして作ったそうです。
モノトーンやシルバーを使い、店の看板も空港東店だけはハングル文字だけで日本語表記がありません。外観も店内も韓国っぽいんじゃなくて、本当に韓国にきたような雰囲気を感じてもらいたいので、今まで以上に韓国語をメインにした店づくりをしたそうです。
昔は韓国といえばドラマの中での世界だったかもしれませんが、今は簡単に韓国に行くことができるし日帰りでも行けるので、お客さんが本当によく韓国のことをよく知っていると感じるそうです。
韓国のことをよく知っている人たちに満足してもらうには、より本場の雰囲気に近い空気を味わってほしいという気持ちが、この空港東店にあらわれています。本場の韓国を知っているお客さんが増えたからこその、あぷろの挑戦なのかもしれません!
韓国好きコミュニティとしてのあぷろ
あぷろには、ドラマ、KPOP、料理など幅広いジャンルで韓国好きが集まってくるそうです。オープン当初から、あぷろで働いている韓国人が中心となり韓国語教室を開催しています。
※一部店舗では開催していないので詳しくは店舗に問い合わせを
韓国に興味があって、韓国と触れたいという人たちのコミュニティになったらいいなと思っているので、韓国からの留学生を先生にしてコミュニティを作ったり、利益よりコミュニティづくりを大事にしていきたいと思っているんだとか。スタッフとお客さんとの距離も近く、ハロウィンなどのイベントをやったり、SNSでやり取りがあったりと“韓国が好き”という共通点があぷろとお客さんの距離をなくしていきます。
中心地は大名店と博多店がありますが、その他は大橋店、西新店、薬院店、高宮店、七隈店、二日市店、そして今回の空港東店とローカルエリアに店舗展開しているのも、あぷろの特徴。地域の人たちの中の韓国料理屋さんになって、多くの人に韓国をもっと身近なものに感じてもらいたいという思いがあるそうです。
働いているスタッフがあぷろのファンになる
韓国にはサービス文化があり、「2回目のお客さんにはジュースを1本サービスでだす」「アルバイトでも友達がきたら何かサービス出していい」「スタッフの名前がお客さんから出たらそのスタッフがいなくても何かサービスをする」などとにかくちょっとしたサービスを惜しまない韓国の文化をあぷろも実践しています。
アルバイトのまかないも、“美味しいものをいっぱい食べて欲しいから”とケチケチしたものは出さない!と決め、できる限り店舗で扱っているメニューに載っているものを食べてもらうようにしています。
するとアルバイトさん達が「今日のまかない!」とSNSにUPしてみんなでわいわい言って食べる、SNSもバイトの子たちが上げてくれ、お客さんは楽しそうな様子をみてお店にきてくれる、それが自然にPRになっているそうです。
あぷろの、本場韓国へのこだわりと韓国好きコミュニティを作りたい思い、そして韓国を好きになってほしいという気持ちが込められた韓国のサービス文化が、スタッフもお客さんもまるごとファンにしてしまうのかもしれませんね!
今回行ったお店情報
あぷろ空港東店
場所:糟屋郡志免町別府1-21-24
営業時間:17:00〜23:00
休:なし
Instagram:@apurokukohigashi
http://www.korean-apuro.com/
LCT編集部