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web編集

車に何を求めるか。ホームページに何を求めるか。

2018.12.26

インターフェース

車を選ぶとき、何を基準にしていますか?

  • 燃費?
  • かっこよさ?
  • 力強さ、スピード?
  • 荷室の広さ?
  • 居住スペースの快適さ?

すべてでしょうか?
しかし、残念ながらどの車よりもかっこよく、スピードも速く、最も荷物が積めるといういう車は存在しません。

極端に言えば、スポーツカーとトラックでは求められる性能が180度異なります。

車作りもホームページも、実は同じ。

自動車メーカーが車を設計する際、当然ながらターゲットを想定しています。
ファミリー向けであれば、何人家族か?街乗りが多いか遠距離ドライブが多いか?

デザインだけでいっても、20代前半の独身男性と30代の子育て中の女性であればかっこいいと思うデザインが変わってきます。

誰から見ても圧倒的No.1というデザインは存在しません。

自動車メーカーはターゲットを想定し、ターゲットの利用シーンを想定し、そのターゲットに好まれる車作りを行っているわけですが、ホームページにおいても同じことが言えます。

おしゃれに、スタイリッシュにするあまり文字を小さくしても、年配者の方からすると見にくいホームページになってしまいます。

また、かっこよくするために、何かを触ると動き出すようなギミックを随所に仕掛けた場合、Webのリテラシーが比較的高い30代だと問題ない場合でも60代の方からするとどう動かしていいのかわからず使いにくい、結局離脱されてしまうホームページになってしまいます。

ターゲット世代だけを見ても、文字サイズやデザインレイアウトのベストパターンは変わってくるわけです。

最も大切な第一歩は目標とターゲット

どのような人にホームページを見てもらい、どのような行動をとってほしいか?

これが決まらずにホームページを作ってしまうと最終的に、なんとなくの雰囲気や社長の好みでデザインを決めることになってしまいます。

ターゲットにとって見やすいレイアウトやデザインを、そしてとってもらいたい行動に合わせて相手が求めている適切なコンテンツの掲載や動線設計を行っていく必要があります。

ホームページの目標とターゲットを決めることが難しい場合は、現在の会社の在り方について今後5年間どのような目標があるか、また、現在のビジネス活動においてホームページにどのような役割を担わせたいのか?

もう一歩前の段階から深く考えてみることをお勧めします。

最も速く、最も荷物が積める車がないように、欲張りすぎないよう、「誰に」「何を」の視点で考えていきましょう。


山口 裕介