価値=役に立つ度合い×手に入らない度合い
2018.10.11こんにちは。ブログを定期的に書くことに慣れてきた児島です。
私の担当する記事は今日で3回目となります。前回前々回と、私の考える「価値」についてお話してきました。それは、こういう物に価値を感じていますといったような細かい話ではなく、価値をこんな風に捉えたらスッキリしましたという報告的な内容でした。
さて今回は、価値の本質に関するお話です。
“あなたに価値の本質が語れるのですか”と言われそうですが、過去に学んだことを総動員して、あえて語らせてもらおうと思います。
価値の本質は以下の公式で語ることができます。
「価値=人類に貢献する度合い×手に入らない度合い」
足し算ではなく掛け算というところがミソです。
たとえば、目の前に椅子があったとします。椅子というものはそれ自体、座ったり物を置けたりと役に立ちます。ですが、椅子は手に入りにくいものか?と訊かれたら決してそういう訳ではありません。つまり価値は高くないと言えます。
またたとえば、目の前にダイヤモンドがあったとします。ダイヤは高価なものだからきっと価値があるはずと感じるかもしれません。ですがそのダイヤモンドが、そこら中に散らばっていたらどうでしょう。
それらを拾い集め売りに行ったとしても、店主からは「ああ、それならたくさんあるから別に要らないよ」と言われ、タダ同然で引き取ってもらうか持ち帰るかになるでしょう。つまりその場において価値はないのです。
今度は人に置き換えてみましょう。もう一度、公式の確認です。
「価値=人類に貢献する度合い×手に入らない度合い」
私という人間は普段どれだけの人に役立っているでしょう。
これは他者を通してはじめてわかることなので、ここでは何とも言えません。
では私という人間は、どれだけ手に入らないでしょう。世の中にたった一人しかいないという意味で、手に入らない度合いはマックスのはずです。でもそれは、生きる人すべてに当てはまること。
ではでは、求人市場において私という人間はどれだけ手に入らないでしょう。
そりゃもちろんマックスでしょうと言いたいところですが、残念ながらそういう人間は一握りしかいません。日々成長を目指すことでしか、手に入らない度合いを上げていくのは難しいのです。
野球のイチロー選手には価値があります。それは、野球少年をはじめ多くの人々に感動を与え役に立っているから。そしてそんな彼みたいな人は、そこら中にいるわけではないからです。
「価値=人類に貢献する度合い×手に入らない度合い」
この公式を企業や組織にあてはめたらどうなるでしょう。
社会の役には立っている。でもどこにでもありそうな商品やサービス、または発想を提供していたらそこに価値は認めてもらえないのかもしれません。
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このコンテンツ枠は、広告費の削減やWebで集客を上げるための戦略に携わる方々向けに用意されたものです。
みなさんなりに価値を認めるナニかを想像しながら今回の話を当てはめてもらうと、新しい発想や納得感につながるのではないかと思っています。
それではお時間が迫ってきたようなので、今回はこのあたりで終わります。
また次回、お会いしましょう!
LCT編集部