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特別企画

私が電子書籍を出版した理由(シーズン4)~外タレとの戦い~

2018.12.20

こんにちは。株式会社リクト、プランニング・サポート事業部プランナーの児島です。

社会人になって約20年。肩書きの長い相手と名刺交換するたびに妙な違和感を覚えていましたが、今期(12月)から当社も体制が変わり、少しだけ長い肩書きを背負うようになりました。

ひょっとすると今後も、肩書きがどんどん長くなっていくのでは?といった危機感を覚え、そのプレッシャーからかキーボードを打つ手が若干震えているように感じたのは気のせいでしょうか。

「もし自分に肩書きがあるとすれば、それは児島慎也くらいなものです…」などと往年の高倉健を彷彿とさせる一言を言いながら人生を全うできればそれで十分かなと。

では今週も十分に文字数を稼いだところで、さっさと記事の方に参りましょう!

外タレコンプレックス

今回の記事では具体的に、電子書籍を出版するまでの流れを共有します。

見出しに外タレと書きましたが、ここでいう外タレとはAmazonの電子書籍の販売申請を受付ける担当窓口を指します。(ちなみに昔は福岡で外タレがコンサートするといえば決まって九電記念体育館でしたね)

さて、Amazonで電子書籍を出版する場合、「Kindle ダイレクト・パブリッシング(通称KDP)」というサービスを使って作品を販売することになります。

もうずいぶん前のことなので、今では多くの工程で日本語対応しているかもしれませんし、記憶が曖昧な部分もありますが、Amazonで自分の著作権を主張する作品を販売する場合、一番はじめに、おまえは日本のちゃんとした納税者か?といったAmazonなのか米国なのかが用意したアンケート用紙に答える必要があります。その同アンケート内には、それを証明する日本の納税者番号を記述する枠が付いています。

この納税者番号というのが曲者で、日本の確定申告書の中に納税者番号という文言を明確に謳っている箇所はなく(当時マイナンバー制度も始まっていなかった)、海の向こうの人間の言う納税者番号が具体的にどれを指しているか、しかもアンケート内の言葉がすべて英語だったものだから、何とも分からず途方に暮れた記憶があります。

完全にやる気をなくした私は、高校受験のときにやった鉛筆ころがし作戦で適当に記述すればとりあえず何とかなるだろうと思い、知った単語が見当たればその部分にレ点を入れ、アンケートを進めていったという訳です。

後日Amazonから、それこそ英語だらけの審査結果メールが飛んできたのですが、Google翻訳の言うことを鵜呑みにすれば、外タレはとりあえずOKと言うておる、との事でした。

初回の身分申請が終わり、次のステップである出版申請に関するメールからは日本語の文面でやってきます。ただ実際の文面を打っているのは母語が日本語のメンバーではなく外タレのような気がします。きっと高度な翻訳機能ツールを使ってうまくやっているのではないでしょうか?

やっと著者になれるぞい

電子書籍第一弾の出版申請を終え、さあこれで自分も著者だぜぇ、先生と呼ばれるぜぇ、印税ガッポリだぜぇ、と期待しているところに水を差すようで悪いのですが。

Amazon師匠は一見さんにとても厳しいのです。

「これはホンマにおまえの所有物か?」

そんなことを少し強気な英文で質問して来ます。

出版する他の方々はどうか知りませんが、私の場合文章はすべて私、表紙のイラストは知人、タイトル字は親戚、それぞれのオリジナル作品であることは間違いなかったので、あたりまえじゃねえか!といった姿勢で、イエスだったかオフコースだったか、小学三年生でも分かるような単語で強気に返信しました。

まあ今思えばですが、相手からすれば私なんて駆け出しのド新人。あたりまえといえばあたりまえの態度だったのかもしれません。

がしかし。

5時間後。またまた同じ内容のメールが飛んできたのです。

外タレのバカ。外タレのバカ。
もう二度と九電記念体育館なんて行かないぞ。

私はあまりの絶望ぶりに、自分の和室の蛍光灯を三番目のオレンジにし、体育座りで俯きながら今までの作業工程を走馬灯より何倍も速いスピードで振り返ることで気を散らしたのでした。

……ほどなくして。

Amazonから、販売を開始したのでこれからもよろしくお願いしますね、ウフッ。のようなメールが飛んできました。電子書籍のデータ一式をAmazonのサーバーにアップロードしてから15時間が経っていました。15時間かぁ。

もし同じ時間を戦った新生児がいたなら、本当におめでとな。どうか健やかに!

英語と戦い、外タレと戦い、そして時間と戦った。
それらを経て私は今、こうして情報を共有することができているのです。

* * * * * *

またまた当初書こうと思っていた記事と大幅にズレてしまいました。
というか予定通りに書かないから、逆に筆が進んだりするんですよねぇ。

次回は、執筆時間の制約、言葉の力、二作目の設計書、使用するツール、スマホのレビューで疲労困憊、などについて触れようと思っています。

Amazonのサーバーはきっと海外にあり、毎回データをアップしてから販売されるまでの時間に差異があります。参考までに載せておきますね!

データをアップロードしてから販売されるまでの時間

第一作目【家族デーゲーム】15時間
第二作目【brother】4時間
第三作目【1/3の純情なフィクション】9時間
第四作目【good night パパ】8時間


児島 慎也