私が電子書籍を出版した理由(シーズン7)~brother~
2019.02.07こんにちは。名前の漢字を訊かれたときに、鹿児島の鹿を抜いた児島ですと答えるのがクセづいた児島です。
私が電子書籍を出版した理由シリーズも今日で7回目になります。今回は出版した全四作のうちの二作目、「brother」の裏話をしようと思います。
次回とその次の記事で三作目・四作目に触れ、最後にまとめといった形で全10回のシリーズものとして終わらせる予定です。
兄弟あれこれ
さっそくですが、みなさんには兄弟がいますか?
兄弟、兄妹、姉妹、姉弟
あらためてパソコンで「きょうだい」を変換すると、すべてのきょうだいパターンが出てきました。
唐突にきょうだいと書かれても読みにくいかもしれない。そう思って安全パイの兄弟を使用しましたが、他のきょうだいを使っても厳密には間違いではない様です。
ちなみに「きょうだい」を変換し続けたら、こういうのも出てきます。
京大、強大、鏡台、橋台、興大……
あらためて、日本語とは難しい言語ですね。
巷の悲しいニュース
私には4つ上の兄がいます。親曰く、子どもの頃はとても仲が悪く、そのうち包丁を持ち出して殺し合いでも始めるのではないか?という雰囲気があったらしいです。
今でこそ笑い話になりますが、その親の言葉を聞くたび、ニュースで流れる親族同士のいさかい事件は決して遠い世界で行われているものではない気がします。
そんな我々でしたが、今はお互い徒歩数分のところに住みヨロシクやっています。巷の兄弟とはそういった紆余曲折のストーリーを持っているものなのかもしれません。
「兄との距離を近付けた出来事」
数年前の身内の不幸がそれにあたります。そのときの光景をどういう形かでうまく表現できないか。あれこれ考えた結果、短編小説のスタイルが相応しそうだと行き着きます。
短編小説brotherの設計書
私はこの「書籍を書く」という作業を繰り返すうち、人間の頭というのはこれくらいとっ散らかっているのが普通なんだと思うようになりました。
自分の頭の中をすべて見られた気がして恥ずかしい……
そんなことを言っているうちは、まだまだ甘ちゃんです。せっかく考えたことなのだからそれは、惜しみなく共有すればいいのです。
兄弟の持つストーリー
Amazonの販売ページに掲載する商品紹介文は自分で書いています。自分の書いた作品をあたかも他人が紹介しているように書く。本編を書き終え疲弊しているところに覆いかぶさるこの作業は、とても負荷の高いものでした。
「人が亡くなるということは、その亡くなった人を介して繋がっていた人間関係に変化を与えるということ」この作品で私が言いたかったことです。
普通に考えたらあたりまえの話ですが、物語調で仕上げることにより説得力を持たせることができたのかな、と自分なりに合格点を出せる内容になりました。
みなさんには兄弟がいますか?
その兄弟とはどのようなストーリーがありますか?
今日はこのあたりで終わりたいと思います。次回は睡眠中にみる「夢」を記録した第三作目の制作裏話に触れます。
「私が電子書籍を出版した理由 」シリーズまとめ読み!
LCT編集部