私が電子書籍を出版した理由(シーズン5)~謹賀新年~
2019.01.102019年お初になります。ライターの児島です。
みなさん年末年始はいかがお過ごしでしたか?
早速ですが、このリクトマグのネタ明かしをしてしまうと、執筆ルールとして、自分の記事が更新される2週間前にその記事を書いておくというものが存在しており、今時点2018年の12月半ばなので、自身がどういう年末年始を迎えるか分からない状態なわけで。
そんな中でみなさんに年明けのご機嫌はいかがですか?とお尋ねしているこの感じ。まるで2000年くらいに一世を風靡した「未来日記」みたいで何だか微笑ましいものがあります。
ちなみに当時私は東京に住んでいまして、実際の未来日記のイベント会場となった後楽園ゆうえんちで、生の未来日記を体験していました。あれから20年近く……当時の彼女は元気にしているだろうか。
さて、そんなことを書いていたら毎度のごとく文字数をずいぶんと稼げたみたいなので今回はこのあたりで終わりますね。また次回。……ではなくて。
調べるだけで疲弊する世界
シーズン5にしてようやく、電子書籍を作成するにあたっての「作業工程」の話をしますが、たぶんこの記事を読んでいるくらいですから、みなさん一度は「電子書籍の作り方」みたいなページを検索したことがあるはずです。
正直どのページも分かりづらいと思いませんでしたか?
ただそれは、説明を書いている人の文章がヘタクソだからとかそういう理由ではなく、全体を体系化して説明するにはまだまだ整理の追いついていない世界だからというのが個人的見解です。
電子書籍のファイル形式
- Microsoft Word
- HTML
- リッチ テキスト フォーマット (RTF)
- プレーン テキスト (TXT)
- Adobe PDF (PDF)
- MOBI
- ePub
かのAmazon様がいうには、電子書籍の原稿となるファイル形式にこれらが挙げられます。この中から自分が形にしやすいものを選んでアップロードすればいいだけじゃん。……最初はそう思っていたのですが、調べるほどにそんな簡単な話でないことが分かってきます。
電子書籍作成ソフト
- Calibre
- Stanza
- Romancer
- iBooks Author
- Sigil
かのGoogle検索様がいうには、電子書籍作成ソフトとして、一部ですがこれらが挙げられます(ひとまずフリーで提供されてるものだけ)
一つ前のファイル形式のところで、そんなに簡単な話ではないと言ったのと紐づくのですが、このソフトでこのファイル形式のものを作成する場合、状況によってはこういう不具合が起きるかもしれませんといった「条件付き」が次から次に出てくる現実に遭遇します。
条件付きかぁ……やれやれ。
冒頭の見出しに「調べるだけで疲弊する世界」と書いたのはまさにこのことで、電子書籍の本文に力や時間を注ぎたいのにそれ以外の箇所で躓いてしまい、やっぱや~めた!となる可能性を大いに秘めているなぁと、経験者として強く思います。
なので理想としては、執筆活動に精を出したい人はそういう裏側の事情を知っている専門家と手を組み、余計なストレスを抱えない執筆環境を整えるのが良いでしょう。
そうしていろいろ調べて疲弊した結果、私の至った道筋はこうでした。
電子書籍はAmazon Kindleという端末で読めるらしいぞ
↓
読める状態にするには「epub」というファイル形式にするのが(自分にとっては)良さそうだ
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そのためには「Sigil」というソフトを使うのが(自分にとっては)良さそうだ
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(Amazonというプラットフォームで出版することは最初から決めていたので)
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それならばKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)への登録が必要になるらしいぞ
↓
KDPについては前回の記事に書いていますので、下記をご参照ください。
https://lctmag.media/planning/2240/
↓
出版完了
いかがでしょう。みなさん電子書籍を自分で出版してみたいと思いましたか? ダンマリする光景が浮かぶようです。
私はAmazonをベースに話をしているので、もしかすると他の企業が提供するストアを利用すればもう少し簡単なのかもしれませんが、たぶん大して変わらないだろうなと今のところ感じています。
ということで、年は変わろうが時間の流れの早さというものは変わりません。そろそろお時間が迫ってきたようなので、今回はこのあたりで終わりたいと思います。本年も引き続きよろしくお願い致します。
「私が電子書籍を出版した理由 」シリーズまとめ読み!
LCT編集部