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特別企画

私が電子書籍を出版した理由(シーズン6)~私にとっての定宿~

2019.01.24

紙に何かを書いている写真

以前の記事で、「もし自分に肩書きがあるとすれば、それは児島慎也くらいなものです」と高倉健のようなことを言って人生を全うしたいと宣言しました。それを踏襲し、児島慎也という肩書きを持つ一人の男が今から記事を書いていきますね。

私が電子書籍を出版した理由シリーズも早いもので今日で6回目となるようです。Amazonで電子書籍を執筆・販売してきた私なりの視点でいろんな角度から情報を放り投げて来ました。

ただ、全四作のうちのまだ一作目の裏話にしか触れておらず、そろそろ二作目に行けよと思わなくもないのですが……今日も行きません。なぜなら、大事なことを思い出したからです。

集中のできる環境

みなさんが文書なり企画書なりを作成する際、こういう場所が良いとか、具体的に定宿としているスペースなどはありますか?

作家の村上龍さんは高級ホテルを通年で予約しているとかいないとか聞きますが、きっとテレビ東京系「カンブリア宮殿」のエンディングで映るあの空間は、そのホテルの部屋だと予想します。

この集中したいときにどこを使うかという課題は、文書作成以外でも仕事全般に於いていえる重要なことだと思います。この話を突き詰めていくと、そもそも会社に通勤する必要があるのか?といった話にまで派生する可能性も大です。

今記事はその是非を問う場ではないので触れませんが、近い将来仕事の意味合いが大きく変わる中で、実労働する場所というのは重要なキーワードになるでしょう。

家族のある身として

私の場合、集中したい時は一人ぽっちになりたい派です。たまにまわりに人がいながら、かつザワザワしている中で創作作業をする人を見掛けます。あれは集中力が常人離れしているのか、それとも何か特別なコツがあるのか、とても興味のあるところです。

執筆を始めた当初は自宅の勉強机で書いていたのですが、我が家には小さな子どもがいます。短時間に横槍が1000本くらい入ってくるため、集中するにはあきらかに不適切な場と言えました。

一時期は工夫を重ね、その我が子を赤ちゃんの頃に入れていた1m×1mくらいの木枠サークルに自分の方が入りこみその中で書いたりもしました。ですがそれでも、やはり横槍から逃れることはできず、これは物理的に誰からも邪魔されない場所に赴かないと執筆活動は成立しない。そう確信したのでした。

定宿の発見

いろいろ調べた結果、福岡市のど真ん中、九州電力のビル内にある大人の図書館「BIZCOLI」という場所が私には相応しそうなことに行き着きます。二三度使ってみて、あまりの心地良さにそこを定宿にすることに決めました。

館内の雰囲気や料金体系については以下をご覧ください。
http://www.bizcoli.jp/

私の使用目的は質の高い執筆時間を生むためでしたが、BIZCOLIは「人が出会い交流することでビジネスが生まれる。そのために寄与すること」を理念の一つに掲げていますので、それ目的で一度足を運んでみてもいいと思います。

その際、どうやってこの場所を知りましたか?と訊かれたら、児島さんに紹介されて……とお伝えください。そうすると幾ばくかの手数料が私の方に入ってきます。どうかくれぐれもよろしくお願い致します。(まったくの嘘です)

せつないバラード

これはあまり関係ない話ですが、名刺管理アプリ「Eight」の存在を、私はこのBIZCOLIで知りました。受付付近にいろんな機械が置いてある中、これは何ですか?と20代前半の綺麗なお姉さんに質問したのが始まりでした。平静を装っていましたが、淡い下心しかありませんでした。

すぐにEightを始めることに決めた私でしたが、いろいろ使ってみた結果として、Eightの存在が私の人生をバラ色に変えてくれそうな直感が働かなかったのですぐに止めてしまいました。

Eightからポコポコ飛んでくる情報群に、内心面倒だなぁと思ったのもありました。SNS系はよほどの意図がない限り、一つで十分ではないかと今のところ考えています。

ということで今回の記事は、大人の図書館「BIZCOLI」は定宿になったけれど名刺管理アプリ「Eight」が私の定宿になることはなかった、というせつないバラードのようなお話でした。

そろそろお時間が迫ってきたようなので、今回はこのあたりで終わりたいと思います。次回こそは第二作目の制作裏話に迫りますね。


LCT編集部